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ブルーレイ-基礎知識

ブルーレイ-基礎知識

構造

Blu-rayの読み取り用のレーザーは、405nmの青紫色レーザーであり、0.1mmの深さに記録層があります。また、対物レンズとディスク表面までの距離は0.3mmである上、カバー層も0.1mmと薄くなっています。車載等の用途への仕様を満たすため、振動によるレンズとディスクの衝突回避をすべく、接近検知時間がDVDの3分の1以下のより高精度な接近検知システムを搭載しています。(接近検知時間BD:0.8ms、DVD:3ms)

容量

Blu-ray : 片面一層25GB、二層50GB

フォーマットの種類

  • BD-ROM(Blu-ray Disc Read Only Memory) : 読み取り専用のBlu-ray規格です。
  • BD-R(Blu-ray Disc Recordable) : 1回だけ書き込み可能な記録型Blu-ray規格です。
  • BD-RE(Blu-ray Disc Rewritable) : 書き込みと消去が繰り返し可能な記録型Blu-ray規格です。

インタラクティブ機能

Blu-rayは、高度なメニューやネットワーク機能などを実現する技術としてBlu-ray Java(略称:BD-J)を採用しています。Blu-ray Javaは、Javaを基礎技術としています。BD-Jは、2007年11月以後に発売されるプレーヤーへの搭載が義務づけられ、また、ネットワーク機能としては「BD-Live」(Blu-ray Disc Live)と呼ばれるプロファイルが標準化されています。

著作権保護

Blu-rayは、AACSと呼ばれるコピープロテクト機能を採用しています。また、AACS(Advanced Access Content System)以外にもROM Mark、BD+を採用しています。

ROM Markは、BD-ROMの原盤の偽造を困難にする技術です。映画や音楽、ゲームなどBD-ROMメディアに収録されるコンテンツに、検出できない一意の識別子を埋め込むことで、ライセンスを受けたBD-ROMメーカーに提供される機器でしか扱えません。スタンパーを入手しただけではこの識別子は書込めないため、ディスク原盤の非正規製品の作製は極めて困難とされています。

BD+は、BDプレーヤーのコンテンツ保護プログラムが破られた際にも、新たなコンテンツ保護プログラムをBDプレーヤーに導入できる機能です。破られたコンテンツ保護プログラムをコンテンツ企業が後から動的に更新できるため、非正規に複製されたディスクの視聴は実質的に不可能になると考えられています。また、BD+はキーが改変されたプレーヤーのみに影響し、AACSが無効化されたことを検知して、再生を停止することができます。

リージョンコード

BDは、以下の3つの地域に分けたリージョンコードを採用しています。

  • A: 南北アメリカ・中国とインドを除く東アジア(日本・韓国、台湾、タイ、シンガポールなど)
  • B: ヨーロッパ・中近東・アフリカ緒国
  • C: 中国・ロシア・インド、それ以外の地域

ブルーレイ

パラメーター BD-ROM
保存容量 (単層ディスク) 25GB
保存容量 (2層ディスク) 50GB
レーザー波長 405nm
開口数(NA) 0.85
保護膜厚み 0.1mm
データ転送レート(1x) 36.0Mbps
データ転送レート(動画) 54.0Mbps(1.5x)
ビデオ圧縮 MPEG-2/MPEG-4 AVC/VC-1

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